まこちゃん日記

2019.10.05 帰国のご報告

まこちゃん帰国のご報告

いつもまこちゃんをご支援いただき、誠にありがとうございます。

まこちゃんは、10月4日に無事に帰宅いたしました。

通常、移植治療により、感染症のリスクが高まる手術後3ヶ月~6ヶ月の期間は、行動や食事も細心の注意と様々な制限がある他、免疫抑制剤による様々な副作用が起こりやすくなります。そこで、「まこちゃんにとって、身体的にも精神的にも厳しいこの期間を無事に乗り越えるために、感染症のリスクが高くなる3ヶ月目に入る前に、病気で日本に残るお母さんの元に返してあげたい」とお願いしたところ、これまでの検査結果が順調だったこともあり、日米のドクターが話し合いを重ねてくださった結果、急遽、帰国をすることができました。今後は、日本で治療を受けることとなります。

本来ならば、帰国前のお知らせと、当日、記者会見でまこちゃん本人から、ご支援いただきました皆様にお礼を申し上げるべきところですが、手術後2ヶ月という短期間での帰国のため、体力的にも精神的にもまだ、直接皆様の前に立つことが困難であることを、何卒ご理解の上、お許しをいただけましたら幸いです。

今回、皆様の多大なご協力、ご寄付により、目標時期より早い渡米が実現し、フロリダ大学病院のチームの皆様、ドナー様とご家族様のご協力のお蔭で、奇跡的な早さで手術が成功いたしました。異例となる早期帰国も、執刀医マチューカ先生のご理解と、医療チームの皆様及び現地の日本人会の皆様の、多大なご協力によって実現いたしました。

2月に募金がスタートして以来、これほど多くの方達のお力添えをいただけましたことを、深く感謝申し上げます。まこちゃんが、入学後2ヶ月しか通えていない高校へ、普通の高校生として戻っていける日を一日でも早く迎えられるように願っております。

感染症のリスクが高い手術後3ヶ月~6ヶ月の期間、また手術後1年間を注意深く過ごすことが出来るかどうかで、20年後の状態に大きく差が出ると、医師から指導を受けております。引き続き静かに見守って頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


まこちゃんを救う会

共同代表 島田 浩子



両親からのメッセージ

いつもご支援、ご協力をいただいております皆様にご報告致します。

この度、急遽10月4日に無事帰国する事ができました。

皆様の温かいご支援のおかげで7月17日に渡米することができ、フロリダ大学病院のチームの皆様、日本人会の皆様のご支援ご協力で、不馴れなアメリカ生活を親身にサポートしていただきました。約1週間の検査入院が終わり、一時退院の準備をしていたところ、ドナー様に巡り会えて、7月27日に移植手術を受ける事ができました。
その後、先生や看護師さんも驚くほどの回復ぶりで、8月15日に退院する事ができました。退院してからは病院近くのマクドナルドハウスに滞在でき、そこから平日のみ病院のリハビリに通い週1回ほどの外来受診を受けながら、飲み薬の調整をしてきました。

こんなに術後の経過が良いのも、皆様のご支援ご協力のおかげで早く渡米でき、移植手術を受ける事ができたからです。本当にありがとうございました。

またドナーとなってくださった方がいたから手術を受けることができました。ドナー様のご冥福をお祈りすると共に、大きな決断をしてくださったご家族の皆様に、心から感謝申し上げます。

肺高血圧症は無くなりましたが、今後は肺移植の治療が続きます。ドクターからは、術後3ヶ月~6ヶ月は感染症に感染するリスクが高いため、食事や行動について厳しくご指導がありました。この時期の過ごし方を厳重に注意し、さらに、手術後の1年間を無事に乗り越えることが、とても大切になるそうです。

そのため、本来は皆様にお会いして御礼を申し上げるところ、面会等をご遠慮いたしますことを、何卒ご容赦いただきますようお願い申し上げます。

これからも油断せずに、ドナー様の肺と仲良く過ごして生きてほしいと願っております。沢山のご支援により生きるチャンスを頂き本当にありがとうございました。

皆様のご多幸をお祈り申し上げます。


UFH病院移植チームとの記念写真